石橋が無ければ、石橋を作ってでも、船を探し出してでも、どうしたら渡れるか?を考えるタイプの私と、
石橋の強度を確かめないと絶対渡らないタイプの夫、
もう性格が反対すぎて。
私は外で新しい人と出会って、どんどん世界を拡大していくのが大好き。
夫は新しい人と出会うのは苦痛。いる場所を改善して快適にするのが好き。
だから休日の過ごし方の好みも違うし、見ている世界観も違過ぎて、
ああ、こんなに価値観が違う人と一緒にいる人生ってどうなのかな、、、
と思ってしまう事も多々あるのだけど、
(夫婦そろって社交的、外交的なカップルとか見ると本当にうらやましくなっちゃうの)
この間ふと思ったら、これって企業における、営業部門と管理部門の対立みたいだな、、と。
営業部門はどんどん外で案件を獲得したり、動き回っていて、細かいルールとか仕様変更とかやってられない!管理部門はいちいちめんどくさい!細かい事言うな!という傾向があって、
管理部門はきちんと内部統制を働かせたくて、ルールを決めたり、営業がどんどん投げてくるルール外のオーダーに、全くちゃんとしやがれ、と文句を言っていたり。
これって多くの組織で聞く事なんですよね。
それぞれ求められるものがちがうから、ちがうタイプの人が従事していて。
でも、タイプは違く手も、会社として掲げるビジョンや方向性は一致しているはずだから、そこを折り合い付けて、部門やスタンスは違っていても、一緒に会社を良くしていこう!と力を合わせる事になっていて。
私たち夫婦もそんな感じかな、、と思ったのでした。
タイプは全然違うけど、良い家庭にしていこう!という想いは共通していて。
なんだかこの事に気付いたら、これまで私と違うスタンスだった夫に対してあまりイライラしなくなってきました。「あー、確かに管理部門の人ってこんな感じだわ―」って。笑 個人に対する不満が、一般化されて「まぁあるよね」って思えたのがよかったのかも。
私は猪突猛進型でどんどん家を飛び出して世界を広げていくのが生きがいなのだけど、
こうやって家を守ってくれている夫がいるからこそ、好きなだけ世界を広げる事が出来るし、そこで何かあったら、帰れる場所があるのは本当にありがたいな、、、。
だから私の仕事を拡大していくのも、私一人の力と言うのではなくて、夫と言う存在、家族と言う存在があるからなのだな、という事も気付けました。(営業が売上とって会社に貢献できるのも、営業だけだと会社は回らなくて、バックオフィスがちゃんとやる事やっているから、というロジックです)
たぶんこの事に気付かなかったら、「こんなにバリバリやれるあたしって、すごい!一人でも十分やっていけるわよ!」という勘違い人間になって、離婚を簡単に切り出したりしちゃうんじゃないか、という事もちょっと思ったりしました。
家族と言うコミュニティに支えられてこそ、という事を改めて感じたこの週末なのでした。